なぜ、歩くことが出来ないといけないのでしょうか?
・健康維持のため
・仕事のため
・旅行・ランニング・山歩きなど趣味の時間を楽しむため
上記のように色々と理由はありますが、
歩く一番の目的は移動すること。
歩けなければ、ずっとその場にとどまることになります。
日常生活や仕事、趣味は制限され、歩ける人に比べてあなたの世界はとても狭くなってし
まいます。
歩けることは、あなたが自由に生活するための骨幹なのです。
逆に言うと、今歩いていて足が痛いと思っている人にとっては、足が痛くなくなれば世界
は今よりもずっと広がります。
プロローグでは、靴からの解放を謳い、たどり着いたのが「足袋」だという話をしました。
それではなぜ足袋がいいのか?
そんな足袋の特徴をみていきましょう。
①足趾が2つに分かれている
見た目も含めてこれが一番大きな特徴でしょう。
足の自然な形を見てみましょう。
母趾が他の4趾から独立し、まっすぐ伸びています。
この足の状態が、体が捻れなく真っ直ぐ自然に歩ける足です。
母趾が真っ直ぐ伸びていると、親指が制限されることなく動けます。
親指を上下に動かすと、内側の土踏まずが動き出します。
土踏まずが柔らかくなり柔軟性が上がったり、逆に硬くなったりするのがわかると思います。
親指を上に上げると、他の4本の指が下に下がり足の外側の筋肉が使いやすくなります。
母趾が動くことで足が動き出すのです。
足袋の形を見て下さい。
母趾が他の4趾から独立し、まっすぐ伸びています。
つまり、人間の自然な足に布をかけただけなのです。
ですから足袋に足を入れた状態というのは、人間の足が一番動きやすい状態なのです。
足袋を履けば良い状態から歩き出せる。
足趾が整い、足が動き、捻れなく、姿勢良く。
ですが、それは特別なことでなく、本来のあなたの歩く姿なのです。
②薄いソール
足袋には最小限のクッション性しかありません。
足裏が地面を感じられる最小限のクッション。
僕たちは、足を守るためにクッション性に優れた靴を履くことが多くなりました。
その副作用として、僕たちは知らず知らずのうちに、とても乱暴に歩いています。
靴にクッション性があるから接地は少々乱暴でも全然平気です。
クッションを通して足裏にはどこ圧力がかかっているのかもわからず、どこで地面を蹴って
いるのかも感じません。
それでも歩いたり、走ったりできるから、どんどん癖がついていきます。
癖がつき、捻れが生じ、痛みがでる。
どんなに気をつけてもクッション性のある靴で歩き方を矯正するのは難しい。
クッション性のない靴で歩いてみて下さい。
乱暴に接地すると、上半身まで衝撃が上がってきます。
ストライドを大きくすると、衝撃が大きくなるのがわかります。
足裏のどこを通って、どこで地面を蹴っているか、わかってくると思います。
足袋のようなクッション性のない履き物で歩こうと思うと、無理のない歩き方しかできない。
でも、それが本来の歩き方。
それが身をもってわかります。
クッションというドーピングで無理が効いていたけど、その副作用が関節や足裏などに集中
した時に故障する。
あなたの能力に合った人間らしい歩き方になれば、副作用とは無縁です。
足袋は、あなたの足裏に薄いソールを貼り付けただけのものです。
足裏に刺激が入ると脳が働き出します。
脳が関節を動かし、筋肉を動かし、正しく体を動かします。
本来そうであるように、脳が勝手に体を導いてくれます。
そのスタートが足裏に正しく刺激を入れてあげることなのです。
足袋で歩いて、地面を感じて下さい。
それだけで、自然と丁寧で無理のない歩き方になっていきます。
③軽量
どんなに足袋がいいモノであっても重くては自然には歩けません。
ランニングしている人はわかるとは思いますが、シューズの重さでパフォーマンスは大き
く変わります。
歩いているとあまり感じないかもしれませんが、靴の重さで体への負担は全然違います。
重い靴と、軽い靴ではどちらが足を自由に動かせるかは誰でもわかると思います。
裸足のように歩くには、やはり軽量でなければなりません。
足袋は、最低限の機能とクッション性しかない履き物ですのでとても軽量です。
足袋の特徴をみてきました。
まとめると、人間本来の足型に布をかぶせ、足裏にソールを貼った、軽量な履き物。
あなたの足で歩くのにこれ以上のものがいるでしょうか?
「痛くなく歩く」「自分の足で歩く」
裸足で芝生を歩くように。
あなたに必要なのは、高機能な靴なのでしょうか?
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