上の写真とフットプリントは同じ方の足です。
今回お客様のご相談は、足指の付け根 中央部に痛みの改善。
痛くなるのは赤丸部。
ここの痛みの相談は割と多いです。
タコになったり、皮膚が硬くなっておられる方もいます。
こういった足型の方の特徴は、
踵重心。
浮き指傾向。
つまり、足の指を使いにくい重心バランスになっています。
こういった方の歩行を見さしていただくと蹴り出しの際に、しっかりと指を使っ
て地面を蹴ることができていない方が多いです。
歩行の蹴り出しの際に最も力の出るのが親指です。
親指には感覚器も多くあり、バランスを取るのにも親指を使えることは重要です。
下の青丸部の親指に注目して下さい。
親指がベタっと地面についてしまっています。
普通は他の指の黄色部分のように指先の手前に隙間があるのが通常です。
しかし、親指は完全に地面に接地しています。
この状態では親指に力は入りませんし、踏ん張ったり、地面を蹴るにしても機能
しにくい状態です。
フットプリントを見ても、緑の場所には力が全くかかっていません。
つまり親指の手前までしか力が伝わっていないことがわかります。
歩行時には赤丸の痛みが出ている部分と、親指の手前の2箇所で、捻るように地
面を蹴っているのでしょう。
そういった歩き方を改善し、親指をしっかり動かせる環境を作ってあげ、5本の
指で地面を押せるようになれば、足の指の付け根の中央部の痛みはひいていきま
す。
足の指を使えるインソールを製作するときに重要になってくるのが「横アーチ」
ベタっとした横アーチではしっかりと指先が使えないので、足をドーム状に持ち
上げることで指が動かしやすくなります。
あとは踵重心も少し改善するようにします。
この真ん中がボコッとしたのが横アーチ。
この横アーチの位置がピンポイントでないと効果が出ません。
足指の付け根 中央部の痛み。
インソールで良くなることの多い症状ですので、悩んでおられる方は是非相談し
て下さい。
0コメント