野球のメジャーリーグで二刀流で大活躍の大谷選手のスパイクの秘密。
大谷選手のスパイクのこだわり。
それは「立ち感」を大切にしているということ。
「立ち感」=片足で立った時の感覚。
片足で立った時にブレがなく、自分との感覚に誤差が少ないことを重要にされて
いるみたいです。
つまり足裏の感覚を非常に重要視されていることがわかります。
足裏に正しい感覚が伝わるように、スパイクのソールもフラットに近くなってい
ます。
凸凹したソールだと踏み込みやすく、地面に食いつき、力は出やすいはずです。
しかし大谷選手はそれよりも、足裏に伝わる僅かな感覚を大事にされていること
が読み取れます。
そちらの方がよりスムーズに身体を動かせることをわかっておられるのでしょう。
さらに上の記事には書いてありませんが、踵のドロップ(踵と足先の高さの差)も少
し違います。
通常の野球スパイクのドロップは10mmです。(上の赤いスパイク)
その方が重心を前に持っていくのには有利だからです。
しかし、人間本来のバランスは崩れています。
一方、大谷選手のスパイクのドロップは5mmです。
人間本来の重心バランスに近いため、自分の感覚との誤差が少なく、身体をスムー
ズに動かしやすのでしょう。
ここまで見てきましたが、大谷選手のスパイクは力を出すことより、スムーズに身体
を動かすことに重点を置いていることが読み取れます。
そしてそこで重要視されているのが足裏の感覚。
自分の感覚と足裏に誤差が出ることを嫌い、大袈裟にいうとより裸足に近い感覚を
求めているのでしょう。
自分の思い通りのパフォーマンスを発揮するには、イメージ通りに身体が動く必要
があります。
動きの土台となる足。
その足にしっかりと刺激を伝え、脳に伝達する。
その伝達をよりスムーズに、より細かく行うため裸足により近いスパイクを求めて
おられるのでしょう。
そういえば、よく似たことを言っていたのを聞いたことがありますよね。
そう「No Shoes」です。
何はともあれ歩くことが楽しくなる履き物です。
それは脳と足裏がリンクしている証拠なのだと思います。
受動的に靴に歩かされるか、能動的に自分の力で歩くのか。
どうせ歩くなら、ね。
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