ランニングに関する素朴な質問をその道の専門家にお聞きしたり、大会レポートや、大会でお会いした市民ランナーさんの声をお届けするコーナーです。わかの大会体験記!若林順子のランニング日誌やお知らせ。08年9月27日以前のLet's Runはこちら。インソール職人 古賀健太さんが「自分から歩きたくなるシューズ」を企画されました!!その名も「No Shoes」
わか:どんなシューズなんですか?古賀さん:土踏まず・外アーチ・横アーチという足裏3つのサポートをしてバランスを保ちつつ、形状はサンダルの形にひもが付いたもの。サンダルは底が平な形状ですが、インソール形状の板にひもをつけたものです。わか:どうして作ろうと思われたんですか?古賀さん:最近のシューズはクッション性があり、体重移動もしやすいし、バランスもとれ、人間はくつに足を入れるだけで勝手に前に進めてくれる。そこに疑問がわいたんです。
クッションで守られ、バランスがどちらによってるかも感じず、前に進むために地面をけることもなく、自分の力を使わないことがはたして効率的なのか?地面をつかまえて身体の傾きを感じて自分の力で進んでいく、効率的ではないかもしれないけど、これが 人間!靴がすべてやってくれると脳をつかわないようになる。その結果、足裏の感覚器は鈍り、足裏と脳の動きが結びつかなくなり、靴の機能がないと歩きにくく、走りにくく感じてしまうんじゃないかなと思いました。
そこで、はだし感覚のサポートも最低限のはきもの=「No Shoes」を企画しました。
うすっぺらい靴底から地面を感じ、自分の力を使ってバランスを取り、自分の力を使わないと前に進まない、足裏と脳をリンクしていくようになれば自分で歩くことが楽しくなると思うんです。*インソールは「受動的なもの」ほかのものによって何かをさせられる様
靴によって身体をコントロールされている状態
靴と身体の間に生じるずれを補正する役割
*No Shoesは「能動的なもの」自分からほかへ働きかける様
固い地面、平べったい板に足を打ち付けて歩く状態
インソールのように各アーチを適度にサポートしつつ、吸収したり、足裏を刺激したりすることで脳への信号を促し、足が能動的に動かせるように導く役割インソール職人だけど、自分の足で歩いてほしいという思いから作りました。
「No Shoes」は自分の足で歩ける
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