ずっと妄想していたミニマルなインソール。
無理な矯正をせず、人間本来のバランス感覚を発揮しやすいインソール。
大体の靴に装着できる。
この2点を条件として考えていました。
そして、こんなのできました。
ミニマル ハーフインソール。
人間の足裏には、メカノレセプター と呼ばれる感覚固有器があります。
踵周りと中足部・親指に多く存在しているこのメカノレセプターは、体の傾きや体重の
かかり具合さらには地面の硬さや傾斜を瞬時に読み取り、脳に伝達する役割を持ってい
ます。
このメカノレセプター がうまく働かないと、バランスがうまく取れなかったり、踏ん張
りがきかなくなります。
その代償を膝や腰・上半身などでとるようになり、身体全体のバランスを崩し、故障の
原因になります。
このメカノレセプター の特徴は、使ったり刺激しないとすぐに機能が低下してしまい
ます。
現代人は、クッション性のある歩きやすい素晴らしい靴を履くようになっています。
そのおかげで、足の指や人間の持っている力を使わなくても歩けるようになってしま
いました。
最近の子供の運動機能の低下や浮き指が問題となっているのも、こんな側面も関連して
います。
このようなことから、今回ミニマルインソールを作るにあたっては、まずメカノレセプ
ター にしっかりと刺激をあたえられるものにしたいと考えました。
そうすることで、人間本来のバランス感覚を取り戻し、無理な矯正することなく、自分
の力を発揮できる土台が出来上がると考えたからです。
ですから、このインソールには必要最低限の3つのアーチサポートを入れているだけ
です。
その3つのアーチサポートは、正しくメカノレセプターに刺激が与えられるバランスで
配置されています。
嬉しいことに、このメカノレセプター は機能低下もはやいですが、使えばはやい段
階で人間本来のバランスを取り戻していってくれます。
せめて普段の生活だけは、自分の力でできるようになりたくありませんか？
次回は、ミニマルハーフインソールの 〜使い方〜。
0コメント