UNITさんの受注会では革靴用のインソールの相談を多く受けました。
今回頂いたご相談。
・足が前にずれる
・踵が浮く
・歩くと疲れる
・すごくカッコいい靴なので、履きやすく、歩きやすくしてほしい。
足自体はそこまで大きな問題はなかったので、
靴とのフィット感、一体感を出すことが一番の課題かなと。
作業
基本的な、
・接地時に重心が外に逃げて行き過ぎないように、外側アーチの補助。
・足が内側に倒れすぎず、衝撃も吸収できるように、内側アーチの補助。
・足の指の付け根の疲れ軽減や、指を使いやすくするために、横アーチの補助。
さらに、
・全体的な薄く、さらに強度も確保。
・踵付近の壁を高くして、踵のフィット感を出す。
・もともとインソールが入っていない靴にインソールを入れると、踵が脱げやすくなるため、
なるべく踵付近は厚みをさらに減らす。
・足が前にずれるということのなので、前足部の厚みを柔らかい素材で増やして、足が前に
いかないようにする。
完成したインソールを履かれて、
・足は全然前にいかなくなった。
・靴とのフィット感が断然でた。
・踵も前より抜ける感じがなくなって、全然歩ける。
革靴にこういった色味のものを入れると、なんかカッコいいですよね〜。
あまりこういった組み合わせはしないのですが、これをチョイスされたお客様のセンスに脱帽。
最後にやはり課題もありました。
踵がまだほんの少し浮く。
靴を履き慣らしき、靴が全体的に柔らかくなれば改善するだろうと。
改善されない場合は、踵の中央に穴を開けて加工しようと思っています。
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