流儀

私はオーダーメイドインソールを製作しています。

お客様の生活が少しでも充実することを願って。
普段の生活で足が痛くならないように、楽になるように。
外反母趾や足底筋膜炎、アキレス腱痛が解消されるように。
ランニングでパフォーマンスが良くなるように。
山登りで足が疲れた下りでもしっかりと踏ん張れるように。
サッカーで捻挫しにくくなるように。

お客様によって求めることは様々です。


足型も様々、さらに履く靴も色々。

ですから、オーダーメイドインソールの意味があります。

こういう職種って、ウンチクのしっかりした職人が製品を作り上げるイメージ。

職人が作った製品に色々と言いうのはご法度みたいなイメージで、職人に逆に
説教を受けるようなイメージ。

お客様と話していてよく聞く話です。

ですが、Fit Insoleはどちらというと、インソールを一緒に作っていくイメージ。
お客様の意見も聞きつつ、身体の動きを見つつ、インソールを作ります。

アキレス腱痛でオーダーメイドインソールを製作頂いたお客様とのやりとりを
ご紹介します。

シューズはHOKA。
まずはファーストインプレッション。↓
ファーストインプレッションでは、アキレス腱痛は出ずに喜んで頂けました。

ずっと悩んでおられたアキレス腱痛は無くなったのですが、左膝の違和感が大きか
ったみたいです。

身体の動きを確認した時、左の接地時に不安定感があったので、それを解消するた
めにインソールにパッドを貼っていましたが、それに身体の動きがついていかなか
ったのが原因でしょう。
いきなり身体の動きを変えると拒否反応が出ることはしばしばあることです。

それを見越してパッドを両面テープで貼っていたので、そちらを取っていただきま
した。


その後、しばらくインソールをご使用頂きました。
インソールが入ると身体の動き方が変わります。
身体の動きが変化することで症状を緩和しています。

その身体の変化に適応するにはやはり時間が必要なのですね。



しかし新たな問題が、↓
靴の中で足の置く位置が変わったせいか、今度は靴との相性が変化したみたいで、
親指、小指が靴に当たって痛みが出るようになってしまいました。


相対的には、1 番の悩みのアキレス腱痛、そしてインソールを入れて現れた左膝の
違和感は解決してきています。

あとは靴との相性ということで、アトリエに来て頂き、調整後納品さして頂きまし
た。


インソールの納品も終わりホッとしていたのも束の間、↓
アトリエで歩き方を見た時は、サポートが強すぎて足が負けている印象でした。
そこで、サポートを減らしてバランスをとったつもりでしたが、実際に山で履く
と、逆効果みたいでした。

もう一度インソールを送って頂き、サポートの強さというより、サポートの範囲
を大きくすることで圧力を分散させることにしました。
結果、2日間の山行にも耐え、納品することができました。




足型、身体の動き、靴、インソール。
これらの組み合わせは千差万別。


一回で結果が得られることもあります。

しかし、症状は良くなっても、違うところに問題が出ることもあります。

だから、お客様の声を聞きながら、身体の動きを確認しながら、少しずつ少しずつ
でも改善していくこと。

時間はかかるかもしれませんが、そんなやり方がFit Insoleの流儀です。

我ながら不器用だ。

Fit Insole

京都で あなたにFitした オーダーメイドインソールをつくります。 取り扱い 京都キャロット MONKEY CREW

0コメント

  • 1000 / 1000